教育学を学ぶ教育学部
教育学部は名前の通り教育学を学ぶ学部です。
教育学というのは生徒や学生が成長していく際、どのような教育を行えばいいのかを学んでいきます。
多くの人は学校の先生になるために教育学部に行くため、教育学の対象は学生だと思われがちです。
しかし、その範囲は親のしつけなどの家庭教育、企業の人材教育といったものまで含まれます。
教育というものを考えるために教育の歴史や現在の教育現場について学ぶ機会も多いです。
それ以外にも人間や社会についても知ることが必要であり、学ぶ分野は文学や社会学、心理学などとても幅広くあります。
教育学部で具体的に学ぶこととしては4つの領域に分けることが可能です。
まずは哲学的なことであり、良い教育がどういったものであるかを考えていきます。
そのために思想や哲学を学ぶのです。
次に歴史があります。
現在の教育方法たどり着くまでには歴史があり、教育制度も違っていますから、それを通して望ましい教育制度を考えていくのです。
3つ目に人間学的なものがあります。
これは人間に関するもので心理学や文化人類学など人間がどのように成長していくのかを学ぶものです。
最後に臨床哲学的なものがあります。
これは具体的な教育に生かしていくためにどういったことを行えばよいのかを学んで行くものです。
教育学部を卒業したら皆教師になるのか
教育学部を卒業数と教員免許を取得して小学校から高等学校、養護学校といったところで働くことが知られています。
働く学校も公立学校と私立学校とがあり、それぞれで採用方法も違うので流れの確認が必要です。
それ以外にも教育委員会で働いたり、教育関連の会社で教材開発をしたり、一般企業で働いたりする人もいます。
教育職に就く場合にも学校の先生以外に塾の先生になったり、マナー教室の先生になったりする場合もあり、教育学を生かせる場面はとても幅広いのです。