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文学部での学びと進路

文学部での学びと進路

意外と勉強する内容を知られていない文学部

どの大学にもあるといって過言ではないほど文学部はメジャーな学部です。
しかし、具体的にどういったことを勉強しているかということはあまり知られていません。

文学部では言語や文学、表現といった文化にかかわる全般的なことを研究していく学部です。
過去から現在までの私たちの生活の中で起こったことに対して様々な角度から取り組んでおり、取り組む内容は文学に限らず多岐にわたります。
そのため、文学部の中には哲学、心理、思想、言語といった学部が所属しているのです。

文学部は私たちの文化的な歩みに対してアプローチしており人間そのものを知ることにもつながっています。
そのため、文学部では語学や文学を学ぶことはもちろんですが、それ以外の思想や心などにかかわることも学べるのです。

文学部にある学科や専攻

文学部という名称はとても広い意味であり具体的にどういった勉強をすることができるのかは学科や専攻の確認が必要になります。
大学によっても文学部に設置している学科や専攻は違っていますし具体的な学習内容も同じではないのでかなり複雑です。

文学科というのは文学作品を読み解いて作品の中にある思想や文化を追求していきます。
取り扱う文学は日本だけに限らず海外文学について取り扱うことも少なくないです。

史学科は名前の通り歴史を学びます。
ここでも取り扱う歴史は日本の歴史に限らないです。
大学によっては世界の歴史についても専攻がありますし、具体的に取り扱う時代も古代から現代までの一部を切り取って学べます。

心理学科は近年人気の学科です。
人間心理について学ぶため心のメカニズムや発達過程を学んでいきます。
取り扱う内容の特性から文学部に所属することが多いですが学問の内容としては理系を取り扱うこともあり、最近では心理学部として独立していることも多いです。

各国の言語を取り扱う学科も文学部には所属しています。
国文学科、英文学科、フランス文学科などといったものは有名です。
古典から現代の小説や演劇、戯曲などを学んで歴史や文化的背景についての考察も深めます。

文学部を卒業するとどういった仕事に就くのか

文学部の進路は他の学部に比べて最も多岐にわたるといっても過言ではないです。
専門領域も広いですし、実学ではないために学科と就職が結びつかないこともよくあります。
そのため一般企業で営業職に就いているとか、事務職をしているといった一目では選考内容との相関がわからない仕事をしていることが多いです。

ただ、文学部で学ぶことによって専門知識を使った仕事に就くことは難しかったとしても学んだ人間力を使って仕事の中で成果を修めることはあります。
また、狭き門を潜り抜け、出版やマスコミ、国家公務員、教員といった仕事に就いている人もおり、努力次第では選択肢を広げられる学部です。